エモいでだいたい解決する。

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全部が絡まって、君の背中を蹴りたい。

インターネットです。

 

それは、関心とか安っぽいものじゃなくて、愛情みたいなベタベタしたものでもない。

この気持ちは、何だろう。

その人の魅力に惹かれているのか興味があるのか。

私の、そんな妙な気持ちを加速させる人が、たまにいる。

 

 

蹴りたい背中」という言葉は、まさにその気持ち。

あの人の背中を蹴りたい。痛がってる姿、怯える姿、驚く姿が見たい。

と、いうのはもしかしたら間違いで、ただ気づいて欲しいのかも。

 

 

高校生って子供だから、生きるのがとっても下手なの。

しかも、子供らしい素直さの一切をなくした子供だから、タチが悪い。

言葉はなにも出てこない、気持ちは直接伝えない。

だから、背中を蹴らしてって。

 

 

想像の中で、ボコボコにしたり、口付けたりすることって、誰にでもある。

ハツとにな川が、僕の想像と重なった。

まるで僕たちの衝動の擬人化のように思えた。

 

 

著者綿矢りささんの言葉は、美しくて、全てを言葉で言い当てる。

寂しくて、知りたくて、知って欲しくて、ぐちゃぐちゃな気持ち。

全部が絡まって、

君の背中を蹴りたい。

 

 

ぜひ一度読んでください。

サラバ

 

 

 

蹴りたい背中 (河出文庫)

蹴りたい背中 (河出文庫)

 

 

 

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